筋膜リリースについて

筋膜とは?

筋膜説明

私たちの皮膚の下には、筋肉や内臓を全身タイツのように包み込んでいる白い膜があり、これを筋膜と呼びます。

筋膜と筋膜の間には、筋肉が滑らかに動くための潤滑油として「ヒアルロン酸」というヌルヌルした油が存在しています。

しかし、筋肉の使いすぎや動かさないこと、冷えなどによってこのサラサラの油がネバネバとした「のり」のように固まってしまうことがあります。
この状態を高密度化と呼びます。

こうなると、筋膜同士がくっついて動きが制限され、無理に引っ張られることで痛みが生じる原因となります。

筋膜リリースの仕組み

筋膜リリースを受けている女性

筋膜リリースの目的は、ネバネバに固まってしまった筋膜を再びサラサラの状態に戻し、筋肉の動きを滑らかにすることです。

施術を行うスタッフは、指や肘を使って、この固まったポイントを丁寧にこすっていきます。
こすることで摩擦熱を発生させ、この熱が体内で約40度以上になると、固まっていた潤滑油(ヒアルロン酸)が溶けて、元のサラサラの状態に戻るという仕組みです。

その結果、筋膜の滑りが回復し、筋肉が再び自由にスムーズに動けるようになります。
固まっていた部分が解放されることで、引っ張られていた感覚がなくなり、つらかった痛みが軽減し、体の動きが改善されます。

どうして症状が改善するの?

筋膜がくっついている状態⇒筋膜リリースを行う⇒身体の動きが改善

症状が改善する理由は、痛みの根本的な原因に直接働きかけるからです。

つらさや痛みの根本的な原因は、筋膜と筋膜の間で潤滑油が固まってしまい、組織同士がくっついていること(高密度化)にあります。

この固まった状態を、施術による摩擦熱で温めて溶かすことで、組織のくっつきが解消されます。
これは、冷蔵庫でカチカチに固まったバターやハチミツを温めるとトロトロに溶けるのと同じイメージです。

その結果、固まっていた筋膜の滑りが回復し、体が動く際の不自然な引っ張りがなくなります。
体が本来持っている自由な動きを取り戻すことで、今までつらかった痛みが解消され、スムーズに動けるようになるのです。

症状が改善する最短期間

施術を受けてすぐに痛みが消えることもありますが、体の中で変化が起こり、はっきりと改善の結果が現れるまでには、約1週間(早くて4日後)かかるとされています。

これは、施術によって体の中で小さな炎症を起こし、それをきっかけに体を修復させるサイクルが働くためです。

施術後の変化

施術後の変化

・直後~2日後
施術直後から約48時間(2日後)までは、炎症反応がピークとなる時期です。
一時的に症状が悪化したように感じたり、施術箇所が熱を持ったりすることがありますが、これは体が良くなろうと頑張っている正常なサインです。
この期間は、激しい運動は避けて安静に過ごす必要があります。

・3日~4日後
炎症反応が落ち着き始める3日後~4日後には、新しく生まれ変わった筋膜がスムーズに動き始めます
この頃に、つらさが引き、体の動きやすさをはっきりと実感できるようになります。

最適な施術間隔と回数の目安

通院目安 急性:1~2回、慢性:数回~

体は修復を待つ時間が必要なため、毎日施術を受けるのではなく、6日から9日ほど間隔を空けて次の施術を行うのが理想的です。

改善までの回数は、痛みの期間によって目安が異なります。

・急性の痛み(最近発症)
比較的早く、1~2回の施術で大きく改善することがあります。

・慢性の痛み(昔から)
痛みの原因となっている古いケガなども順に解消していく必要があるため、数回のセッションが必要となることがあります。

他院の筋膜リリースと違う点

  • 施術画像
  • カウンセリング画像

当院で行う筋膜リリースは、医学的な根拠に基づいて筋膜リリースを行っております。

1. 「原因」を特定しピンポイントで施術する

施術画像

一般的な施術が「痛い場所」を揉むのに対し、当院では筋膜のつながりを考慮し、過去のケガなども含めた「痛みの真の原因」を特定します。

そして、筋肉ではなく、その奥にある深筋膜の「高密度化」した特定のポイントのみをピンポイントで施術します。

2. 「摩擦熱」で組織を変える

施術画像

単なるリラクゼーションではなく、指や肘で意図的に摩擦熱を起こし、組織の構造そのものに変化をもたらします。
熱の力で固まったヒアルロン酸(油)を物理的に溶かし、筋膜の滑りを回復させます。

3. 厳密な「検証」プロセス

カウンセリング画像

施術前には、動作検証と触診検証を行い、「本当にそこが原因か?」を厳密に確認してから施術計画を決定します。
曖昧な判断ではなく、確信を持って、あなたに最適な施術を行います。

4. 「炎症反応」を活用した修復

施術画像

施術によって局所的な炎症をあえて起こし、これをきっかけに体の修復サイクルを促進させます。
施術後の一時的な反応(ダルさなど)は体が良くなろうとしている証拠であり、この反応が終わる頃に根本的な改善が実感できます。